【石井竜也インタビュー】『 浪漫飛行 トリビュートアルバム 』配信記念!“カバーしてもらえるのは、素直に嬉しい”

 思わず口ずさみたくなるキャッチ―なリズムで、長きにわたり愛され続けている米米CLUBの人気曲、「浪漫飛行」のトリビュートアルバムが8月9日(水)に配信開始!1990年にCMソングとして話題となってから33年。世代や音楽ジャンルの枠を超えて、総勢14組のアーティストによる個性豊かな「浪漫飛行」が集まっています。米米CLUBが再始動後に制作した「浪漫飛行 ’07」も収録。ボーカルのカールスモーキー石井は、ソロ名義の石井竜也として参加。今回のインタビューではアルバムの制作経緯や「浪漫飛行」の魅力について語っていただきました。

  

『 浪漫飛行 トリビュートアルバム 』
Various Artists

AAC

  • 「 浪漫飛行 」
    めいちゃん

    AAC

     

  • 「 浪漫飛行 」
    スカイピース

    AAC  

ハイレゾは夏のBIG SALE対象作品、「浪漫飛行」の原曲が収録されたアルバムはこちら! 

『 KOMEGUNY 』
米米CLUB

AAC ハイレゾ

 

異なるアレンジが楽しめる、1990年にリリースされた東日本版、西日本版シングル

  • 「 浪漫飛行 」東日本版
    米米CLUB

    AAC

     

  • 「 浪漫飛行 」西日本版
    米米CLUB

    AAC

参加アーティストへのリクエストは“0”、自由に、好きなように歌ってほしい

――“米米CLUBとしては初のトリビュートアルバムのリリースとなりますが、数ある名曲のなか、なぜ「浪漫飛行」が選ばれ、今作を制作することとなったのでしょうか?

石井竜也さん(以下、石井):僕・・・というよりは、むしろソニーの社内で企画が盛り上がっちゃったみたいで(笑)。

 

――“1990年に初のシングル1位を獲得してから約30年、たくさんのアーティストによってカバーされてきていますが、その都度カバーされた楽曲は聴いていましたか?

石井:わりと聴いている方だと思いますよ。どの曲にもいえますが、カバーしてもらえるのは嬉しい限りです。

 

――参加されているアーティストも世代や音楽ジャンルの垣根を越え、豪華なアーティストが集結しています。今回参加されているアーティストは、どのような経緯で集まっているのでしょうか。もともと親交のある方々だったのでしょうか?

石井:ご参加いただいた方で、元々親交のあるアーティストは少ないですね。それこそ、ゴスペラーズとしょこたん(中川翔子さん)くらいで、今の若い世代のアーティストも多いので面白いですね。

 

――“それぞれのアーティストへ、制作時にリクエストなどはしましたか?

石井:全くリクエストはしていません。むしろ好きなように歌ってほしいですから。

 

――“あ、こんな表現があったのか”といった新たな気づきなど、特に気になった収録楽曲はありますか?

石井:本当に全て違うテイストの「浪漫飛行」に仕上がっているので、飽きないし素晴らしいと思いましたね。 例えば、9曲目のAnlyちゃんの「浪漫飛行」は3拍子で難しいのですが、上手く歌えていてすごいなと思いました。長年オリジナルで歌ってきた僕は、逆に歌えないと思います。

 

――石井さんご自身も今作に参加されていますが、米米CLUBの“カールスモーキー石井”としてではなく、“石井竜也”としてこの楽曲に向き合う時では、心境に違いなどはあるのでしょうか。歌い方なども変わったりしますか?

石井:やっぱりオリジナルのイメージが強いので、あえてサビ始まりにしてみたり、自分のソロのライブでも去年くらいから、新しいアレンジで挑戦していたんです。自分としては今の歌い方だったり、声の方が好きですね(笑)

 

――米米CLUBとしても「浪漫飛行 ’07」としてセルフカバーされています。原曲よりも凄く高揚感のある印象ですが、アレンジする際はどのような点を意識されたのでしょうか?

石井:オリジナルの「浪漫飛行」は打ち込みで制作したので、2006年の再始動後はライブで盛り上がれるように、ホーンセクションのBIG HORNS BEEも入れた、派手なバージョンを作ろうということになりました。振り付けもポンポンを持たせるなどして一新しています。

▼「浪漫飛行 ’07」はこちらのアルバムからチェック!

『 komedia.jp 』
米米CLUB

komedia.jp_outline2

AAC ハイレゾ

 

――そもそも・・・・なのですが、誰かに“カバーされる”ということは、嬉しいことなのでしょうか。

石井:世代を超えて、自分たちの曲をカバーしてもらえるのは素直に嬉しいです。

 

――石井さんも2017年にカバーアルバム『DIAMOND MEMORIES』をリリースされていますが、多様なアーティストの楽曲を歌うことで気づかされることって・・・多いのでしょうか。音楽制作へいかされることはありますか?

石井:僕自身がカバーする時も、その人へのリスペクトは必ず忘れずに持っていて、オリジナルから崩しすぎないようにして、尚且つ、自分の色を出すようにしています。歌ってみて、曲の難しさやクオリティが初めて理解できることはあります。

▼カバーアルバム『DIAMOND MEMORIES』はこちら!

『 DIAMOND MEMORIES (Special Edition) 』
石井 竜也

AAC

 

――ズバリ、ここまで長く、幅広い世代に「浪漫飛行」が親しまれる決定的な理由はなんだと思いますか?

石井:90年当時、JALさんの沖縄キャンペーンのCMに使っていただいたことで、時代感も相まって日本中に浸透してくれたのは大きかったと思います。そもそもCMに使ってもらえるように願いながら作ったんですけど(笑)。

 

――ライブ「a K2C ENTERTAINMENT TOUR 2023」も8月6日(日)にフィナーレを迎えましたが、コロナ禍も緩和傾向にあるなか、ファンの皆さんを前にパフォーマンスするお気持ちはいかがでしょうか?

石井:スタンディング・声出しも戻ってきて、お客さんから“これがライブだよ!”という熱量をステージの上から感じましたね。 コロナ禍のライブは、どうしたら成立するのかを考えていて、本当に難しかったので。

 

――ライブでも「浪漫飛行」は欠かせない1曲かと思います。ファンの皆さまの前でパフォーマンスする時はやはり格別ですか?

石井:タイトルを言わなくても、イントロを聴いただけで、盛り上がってくれる曲があるというのは、本当に幸せなことですよ。

 

――最後に、今回のアルバムを楽しみにしていた、ファンのみなさまへメッセージをお願いします。

石井:参加してくれたアーティストそれぞれの良さが詰まっていると思いますので、是非その違いを楽しんでみてください。

 

インタビュー:mora スタッフ

 

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